資料収集に関して

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最終更新:2021年9月3日

 「はじめに」の節でも述べた事と重複しますが、当館はプラレールに関する資料の収集・調査・研究・保存を行い、後世に伝えていく事を目的として開館いたしました。
 個人ホームページの出現と衰退、ブログの普及と衰退、そしてSNSの普及と、インターネット上で情報発信を行う媒体はこの二十数年で度々変わってきましたが、 固定されたページに欲しい情報だけが載っているという強みがあるという点では、趣味者が開設した個人ホームページが最も情報収集に長けていると思います。 もちろん当館もインターネット上のコンテンツではあるため、未来永劫残る確証はありませんが、今現在このようにして存在し、来館者がいるという意義がある事には変わりないと考えています。
 60年以上の歴史があり、現在も新製品が発売され続けているプラレールですが、これまでに発売された製品や沿革について知るには、 代表的なものでは、ファン向けの書籍「プラレールのすべて」「プラレール大図鑑」や、トミーの社史、「ぼくらのプラレール 50th Anniversary 上下巻」などの公式が発表しているもの、 または鉄道雑誌のコラムや付録などを探し当てて読む以外に方法は無く、特に直近10年の新製品やイベントの情報などはチラシなどを除けばほとんどがインターネット上に散らばって存在している状況です。
 これら既存の情報を収集・再調査し、より確実かつ明確な情報を提供する場として当館があります。個人で調べるのにも限界がありますので、引き続き来館者のみなさまに資料・情報のご提供を頂けると幸いです。
資料収集の方法に関しては以下にまとめました。開館から1年を迎え、来館者が増えてきたいまだからこそ、改めて周知する必要があると感じたのでここに記述します。

資料収集の方法

1. 購入による収集
 収蔵物の最も確実な調査方法として購入が挙げられます。手元に現物があると容易に調査・研究が進める事ができます。 新製品や大量生産の中古品などは入手しやすいものですが、箱や説明書が失われていたり、箱の中に本来の製品とは別のものが入っていたりするなど、苦労する面も多いです。 こう言った問題点を補完するのが、次項の提供・寄贈になります。
2. 写真提供・現物寄贈による収集
 当館の収蔵形態で最も多いのが資料の提供・寄贈です。当館に展示していないモノを所有している来館者様よりご連絡を頂き、写真で保存・展示するという形を取っています。 知人より現物を寄贈される場合もあります。この場合の調査方法は1の項と同一です。
 写真の提供の際には、製品をなるべく真正面から撮ったもので頂けると非常に助かります。
 一見収蔵済みの製品でも、箱や車両、情景部品などが若干でも違うなどに気づかれましたらご連絡ください。よろしくお願い致します。
 上の写真は上下箱での例です。上下箱の場合は、上に蓋、下に中を並べた形で撮影して頂くようお願いいたします。セット品では箱と中身は別での撮影をお願いしています。 レール・情景部品等でも同様です。資料提供に関して不明な点がありましたらお申し付けください。
3. 情報提供による収集
 プラレールイベント、またはプラレールが発売された鉄道系イベントの開催日時や開催場所など、あまり大々的に告知されていない些細な情報も収集対象です。 限定品の発売や、在庫品の放出などは一般市場ではなくこういったイベントで行われる事が多いためです。
 一例を挙げると、プラレール博の地方開催時の入場記念品の情報がこれに当たります。当館の展示室に記載のない事柄や、これは間違っているなどの指摘がありましたら、遠慮なく教えて頂けると幸いです。

少し堅苦しく思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご理解、ご協力をお願い致します。今後もプラレール資料館をよろしくお願いします。

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