REAL CLASS

車両単品のページへ
◀︎テコロジー事業者限定品▶︎
最終更新:2024年2月28日

2023年6月22日に発売された、プラレールが今まで培ってきた技術を反映させた完全に大人向けのプラレール「リアルクラス」。ディスプレイ用の「リアルレール」が3本付属します。
第1弾では、踊り子を始めとして色んな列車で走っていた国鉄185系と、小田急ロマンスカーの展望車のパイオニアである3100形が製品化されました。4両編成で車体は全塗装、価格も7700円と割高ですが、第1弾の内容から昔の製品のリメイクが出ると予想されていおり、今後が楽しみなシリーズです。
既存のプラレールよりもディテールに拘っており、窓パーツの装備や、クーラー・パンタグラフには走行用の「ロータイプ」とディスプレイ用の「ハイタイプ」が別パーツとして用意されています。 「ロータイプ」でないと通過できない情景もあれば、「ハイタイプ」のクーラーと「ロータイプ」のパンタグラフを合わせても問題なく通過できる情景もあり、既存情景と遊ぶ際は組み合わせを考える必要があります。
[2023年10月11日 追記]
10月5日に第2弾が発売されました。ラインナップは「185系特急電車(踊り子・湘南ブロック色)」と「485系特急電車」の2つ。185系の塗り替えが出るという予想が当たりました。今回の目玉は、2018年に「S-24 485系特急電車」が絶版となって以来5年ぶりにプラレールで登場した485系ですね。
第2弾の箱には「日本おもちゃ大賞」受賞のステッカーが貼られています。

[2024年2月28日 追記]
2024年2月22日に「485系特急電車(北越・上沼垂色)」が発売されました。第3弾相当になりますが、第2弾までの2車種同時発売ではなくなり、1車種での発売となりました。今後は1車種ずつの発売になるのでしょうか?動向が気になるリアルクラスです。

185系特急電車(踊り子・緑ストライプ)
EC箱時代の1983年に発売されて以来、40年ぶりに正しい姿で製品化された185系。
タイフォンにカバーが取り付けられている200番台がモデルになっています。JR化後の姿なので、時代設定的には2012年以降の復刻塗装の姿を再現していると言えます。
編成はクハ185(動力車) - サロ185 - モハ184 - クハ185。サロ185にはグリーン車のマークが印刷で表現されています。全体的には高評価ですが、屋根パーツの「ロータイプ」がまるで縁日の型抜きみたいに筋彫りされているだけなのがかなり残念な印象です。走らせるなら情景部品に気をつけた上で「ハイタイプ」を装備した方が良さそうです。また、グリーン車の窓枠は実車では金色なんですが、リアルクラスでは何故か銀色で塗装されています。
商品名が「緑ストライプ」である以上、他の色も製品化されるのかもしれませんね。

小田急ロマンスカー3100形NSE
1974年に「パノラマとっきゅう」としてプラレールの世界に登場し、1981年に「ロマンスカー」へと名前を変え、新動力化を経て1989年までラインナップに載っていた小田急3100形NSE。2003年に「小田急箱根の旅セット」で復刻されて以来、20年ぶりに製品化されたのがこのリアルクラス版になります。
編成は全室座席の中間車とパンタグラフを装備してトイレを備える中間車を挟んだ4両編成。冷房強化後の姿かつ愛称版が五角形の原型であるという、1977〜88年頃の姿を再現しているのがかなりマニアックです。
185系とは異なり、パンタグラフにもハイタイプとロータイプがあり、クーラーはハイタイプ、パンタグラフのみロータイプとした組み合わせも可能になっています。
先代のNSEでは潰されて表現されていた運転室がハイタイプでしっかり再現されているのが素晴らしいと思います。
それにしても、引退から25年近く経つ電車が完全新規設計で出るとは... プラレール、おっかないです。

185系特急電車(踊り子・湘南ブロック色)
第1弾の「緑ストライプ」に続き、塗り替えバージョンとして発売された「湘南ブロック色」です。2000年代から2010年代のJR東日本に馴染みがある人なら既に懐かしいと言える姿ですね。
第1弾では銀色に塗装されて不評を買っていたグリーン車の窓枠がしっかり金色となり、改善が見られます。185系はカラーバリエーションが多い電車ですが、スタンダードな姿として湘南ブロックが選ばれたものと思われます。せっかくならリレー号色にして、国鉄色を2色揃えてほしかったですが流石に欲張りですかね?

485系特急電車(雷鳥)
185系と小田急3100形が関東の車両だったので、第2弾では全国区で通用するものを選んだと思われる「485系特急電車(雷鳥)」。箱写真には「S-24 485系特急電車」で使われていたものと同じものが採用されています。
モデルは非貫通タイプの「電気釜」で、編成はクハ481(動力車) - モハ484 - モハ485 - クハ481。
車内にガラスパーツを組み込んだ関係上、少し腰高な車体となり、485系の特徴的な曲線を描いた断面もほぼ直線と言えるほど緩く、正面から見ると昔の「L特急」の方が近いと言えるくらい実物と似ておらず、「これのどこがリアルクラスなんだ」とかなり不評を呼びました。
屋根パーツは運転台とパンタグラフのみとなり、クーラーやベンチレーターは最初からロータイプ規格となっています。運転台の箇所は緑色で塗装され、ハイタイプを装着した際の見た目はかなりリアル寄り。先頭車前部側面のJNRロゴは印刷表現です。
第2弾までの流れを見ると、第3弾では485系の塗り替えが出そうな気がします。カラーバリエーション豊富な形式なので、もし塗り替えが出るとしたら何を選んでくるのかが楽しみです。

485系特急電車(北越・上沼垂色)
予想通り、485系の塗り替えが発売されました。新潟を中心に活躍していた上沼垂色です。上沼垂色は1997年発売の「500系新幹線のぞみ号セット」以来、25年ぶりの製品化となります。
今回からは一度に2車種の発売と「第◯弾」のような表現をやめ、1車種のみでの発売となりました。国鉄色の方の評判が思ったより芳しくなかったせいか、上沼垂色も発売日にあまり話題に上がらなかったのが少し残念です。JRマークとグリーン車マークの表現はバッチグーなんですけどね。
実際のところ、車両の造型的には国鉄色より上沼垂色の方がバランスがよく見える気がします。


テコロジー ◀︎ リアルクラス ▶︎ 事業者限定品
 › 
 › 
リアルクラス