形態的には2編成セットに分類されますが、連結セットを冠するものは別にしました。
「はやて&つばさダブルセット」は連結仕様車の2編成セットですが、あくまでも「ダブルセット」と称しているので
2編成セットのページに展示しています。
プラレール初のマグネット連結器内蔵の車両での連結遊びを盛り込んだセット。
E2系やまびことE3系こまちの連結自体は1997年に発売された「秋田新幹線開業記念セット」で既に実現していますが、これはシャーシを改修して専用連結器をはめ込むことで再現した簡易的なものでした。
このセットでは後尾車にマグネット連結器を内蔵し、レバーを引くとカバーが引っ込み連結器が出てくるというおもちゃながらもリアルな面を追求した傑作モノです。以後、同様の機構を搭載した連結セットや車両単品が数多く発売されるようになります。
連結セット初期のものでありながら、これを超えるものはないと評価される最高傑作。長野新幹線北陸新幹線の開業により廃止された信越本線軽井沢〜横川間の碓氷峠で見ることが出来た、EF63形と電車の連結を再現した素晴らしいセットです。
牽引される電車には「L特急」の塗り替えで再現された189系あさまが選出されました。189系あさま自体は「北陸新幹線あさま開業記念セット」で2両編成でプラレールデビュー済みですが、こちらでは色味も実車に近づき3両編成となり、EF63と連結させると臨場感満載になります。
EF63に至っては重連なのを利用して2両目をサウンド車にしています。
いやはや、素晴らしいセットです。
E3系2000番代つばさ&E4系Max連結セット(2009年6月)
やまびこ&こまち以来、JR東日本新幹線の併結列車に特に動きがなかったので5年ほど間が開いていましたが、2008年から2010年にかけて400系の置き換え目的でE3系2000番代が導入され連結運用のバリエーションが増えたため、それを反映したものとして発売されました。
連結相手は2006年4月発売の「E4Max車両基地レールセット」以降連結仕様となったE4系です。
E2系はやて&E3系こまち連結セット(2009年6月)
2002年12月1日の東北新幹線八戸延伸に伴い「はやて」が登場し、それまで「やまびこ」と連結していた「こまち」の併結相手は「はやて」に変わりました。それから6年半経ってから発売されたのがこのセットです。
はやて&こまちの組み合わせもなかなか慣れ親しんできたところでしたが、2014年に無くなってしまいました。更に2019年には東京発着の定期列車「はやて」も無くなり、新しい列車愛称というイメージも過去のものとなってしまいました。濃淡ピンク帯の組み合わせが良いですね。
E5系&E3系0番代連結セット(2012年8月30日)
2011年3月5日にデビューした新型車両・E5系は「はやぶさ」の他に「はやて」の運用も担当するようになり、同時にE3系こまちが連結相手となったことを反映したセット。
翌2013年にE2系とE3系の連結運用は終了し、E5系との連結がスタンダードに。2014年にはE3系が秋田新幹線から撤退し、塗装をそのままに2編成が2020年までE5系の増結用として残ったことで、あくまでもE6系で置き換えられるまでの処置かと思われたこの組み合わせも、8年強続く息の長い連結運用となっていました。
E5系新幹線&E6系新幹線連結セット(2014年8月28日)
秋田新幹線E3系の運用終了により、E5系と連結する「こまち」は全てE6系に統一されました。もちろんプラレールも追従し、2年ぶりに連結セットが発売されました。エメラルドグリーンとレッドの鮮やかな編成が素敵です。
2021年現在も運用中の組み合わせであるため7年以上ラインナップに乗り続けており、連結セットとしては長寿なものです。
E3系新幹線つばさ&E2系新幹線連結セット(2014年12月11日)
山形新幹線のシンボル的な塗装だった銀色と緑色の塗装から、俗に「紫芋」と言われることもある新塗装に塗り替えられたE3系がメインの連結セットです。
2012年以前は「Maxやまびこ」と連結していた「つばさ」ですが、E4系が東北新幹線から撤退したことにより連結相手をE2系に変更しています。
400系つばさ&E4系Max連結セット(2022年9月22日)
約8年ぶりの発売となる連結セット。2022年がJR東日本の新幹線イヤーであることを記念した製品で、どちらも引退済みの車両となる400系とE4系の連結セットです。箱は窓がない最近のスタイル。
400系は2018年以来6年ぶり、E4系の旧塗装で動力付きは8年ぶりの発売となりました。
ちなみに、E4系と400系の連結運用が始まったのが1999年春で、同年冬から2001年にかけて400系の塗装変更が行われているため、このセットの組み合わせはごく短期間しか見られなかったという地味にマニアックなものになっています。