2編成セット

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最終更新:2023年6月28日

新旧の車両や同じ路線を走る車両、あるいは同じ会社の別路線を走る車両などをセットした2編成セット。
最初にこの形態で発売されたのは1999年の「プラレール40thアニバーサリーセット」で、プラレール第1号であるプラスチック汽車と電動車第1号の電動プラ汽車が発売時のオリジナルカラーで同梱されました。
2編成セットのうち、京浜急行電鉄が発売したものは事業者限定品 2編成・3編成セットのページに展示しています。

プラレール40thアニバーサリーセット(1999年7月31日)
プラレールが誕生から40周年を迎えた1999年に発売された復刻版プラスチック汽車電動プラ汽車のセット。
貨車は現代風にリメイク、プラスチック汽車は有蓋車との永久連結で電動車化され、電動プラ汽車は一から作り直されています。 元の製品にもあった黄色と赤色のカラーバリエーションは「アニバーサリーアルバム」(3編成・5編成セットに展示)で復刻されています。

はやて&つばさダブルセット(2003年7月)
連結遊びを目的とした連結セットのフォーマットを利用し、同じ線区を走る路線を2本の車両を合わせた最初のセット。
連結仕様車のE2系はやて色(J編成)E3系つばさ色がセットにされましたが、実際には「はやて」と「つばさ」の連結運用はないため「ダブルセット」として発売されました。
しかし後年「はやて色」のE2系も「やまびこ」として走るようになり、結果的に「つばさ」と連結することになったので、全く架空の組み合わせではなくなってしまったというエピソードがあります。

スペーシアきぬがわ号&485系日光号ダブルセット(2006年9月)
2006年3月18日に運行が開始されたJR・東武の直通特急「スペーシアきぬがわ」「日光」のセット。スペーシアは既にロングセラーだったので代わり映えはしないものの、なんと485系が完全新規金型で登場。
前面を別パーツとすることで原型車にも改造車にもできる画期的でリアルな造型が話題を呼びました。2008年1月発売のJR雪国列車スペシャルセットでは白鳥が、2009年10月29日には「S-24 485系特急電車」として国鉄色が通常ラインナップに並び、 1977年の登場以来32年に渡り生産された「L特急」はその歴史に幕を下ろしました。
が、その「S-24 485系特急電車」も2018年に絶版。リアルな国鉄型特急の登場にプラレール新時代の到来だ!と思っていたんですが、もう遠い過去のお話...

地下鉄銀座線ダブルセット(2007年11月)
渋い。とにかく渋いです。1927年に上野〜浅草間で後の銀座線となる「東京地下鉄道」が開通してから80周年を迎えたことを記念して発売されたものです。
01系は行先表示器がLEDの第38編成で浅草行きです。翌月に発売された単品では本セットとの差別化を図るために行先表示器が方向幕の第14編成がモデルとなり、渋谷行きとして発売されました。なのでこのセットと単品を合わせて買えばすれ違い遊びが出来るという優れものに仕上がっています。
そして1993年に引退した2000形が入っているという新旧対比セットです。2000形は2095号車が先頭に立つ引退直前まで走っていた編成です。

地下鉄丸ノ内線ダブルセット(2008年3月6日)
新旧対比セット第2弾。銀座線と来たら丸ノ内線だろ〜と言わんばかりのチョイスです。
02系はオリジナルの外見をしている第39編成(02-139F)がモデル。02系自体は2010年にライト付 東京メトロ丸ノ内線02系として単品発売されていますが、そちらは帯がサインウェーブに変更されたB修車がモデルとなっています。ちなみに、第39編成は2000系への置き換えに伴い、2019年7月に廃車となっています。行先は池袋行き。
500形は後に東京メトロ銀座線&丸ノ内線旧車ダブルセット(2011年11月)東京メトロ丸ノ内線500形(2016年5月3日)でも発売されています。このセットでは、先頭が612号車、後尾が777号車の編成がモデルになっています。行先は荻窪行きです。

地下鉄副都心線ダブルセット(2008年6月)
副都心線の開業を記念して発売されたダブルセット。銀座線の時と同じく、別に単品がある10000系は編成と行先が変更されています。
注目すべきは7000系。2003年に絶版となり久しいヤツがライト付きで再登場しました。昭和の金型に鞭を打って改修したものなので、10000系と比べたら見劣りする感が否めません。

東京メトロ 南北線&千代田線ダブルセット(2010年6月17日)
過去3製品は同一の路線を走るものが続きましたが、2010年からは単品販売されていない路線・車両を抱き合わせる方針に転換。第1弾は南北線9000系の増備車と千代田線6000系のライト付きバージョンです。
9000系は既存の車両とはデザインが変更された5次車の第22編成(9122F)がモデル、6000系は第11編成(6111F)がモデルです。6000系は2003年に「地下鉄電車」が絶版となって以来、7年ぶりの登場となりました。もちろん発売当時はどちらも現役バリバリでしたが、セットでモデルに指定された6111Fは2012年8月に廃車、6000系自体も2018年に引退してしまいました。

東京メトロ 半蔵門線&日比谷線ダブルセット(2010年6月17日)
第2弾は半蔵門線08系と日比谷線03系。05系の車体を使い回して再現しているので03系の屋根がかなり丸っこくなってしまったのが残念です。
08系は第1編成(08-101F)がモデル、03系は第27編成(03-127F)がモデルです。08系は2019年6月に「ぼくもだいすき!たのしい列車シリーズ 東京メトロ半蔵門線08系」としてライトを省略して再販、2023年6月にも「東京メトロ半蔵門線&有楽町線・副都心線10000系ダブルセット」で再登場しています。
こちらも発売当時は現役バリバリコンビだったのですが、03-127Fは2017年12月に廃車となり、03系自体も2020年に引退してしまいました。

EF510寝台車ダブルセット(2010年12月28日)
ほう、そういうやり方もあるのか。と思ったセット。北斗星とカシオペアの牽引機を兼任するようになったEF510形北斗星色で客車を入れ替えて遊ぼうというコンセプトになっています。24系が3両で構成されているのがプラレール的には珍しいです。
さらに、当時既に数を減らしていた黄色車輪で全て統一されているのもナイスです。

東京メトロ東西線&千代田線ダブルセット(2011年11月26日)
東京メトロ2路線ダブルセットの第3弾。東西線15000系と千代田線16000系の新型車両コンビですが、後にどちらも通常品として発売されたのでちょっと印象が薄いセットです。このセットではどちらも第1編成がモデルとなっています。
15000系は2015年に「S-58 東京メトロ東西線15000系」として単品発売されましたが、2019年に絶版。16000系も2016年に「S-18 東京メトロ千代田線 16000系」として単品発売されていますが、こちらも2021年10月に絶版となりました。

東京メトロ銀座線&丸ノ内線旧車ダブルセット(2011年11月26日)
これを企画した人は一体どんな人なんだ?と思うようなセット。特に記念ごともないのに旧車をダブルセットで出すという子供ガン無視の商品展開です。2000形は2063号車が先頭、2064号車が後尾となる、1980年代にあったらしい3両編成がモデルみたいです。厳密には色々違ってるので細かいツッコミはナシですよ。行先は渋谷になっています。
500形は成型色が少し濃いめになり、より実車らしくなりました。先頭は588号車、後尾は635号車となっています。行先は池袋です。

100系新幹線ダブルセット(2012年3月8日)
100系新幹線が2012年3月に引退することを記念して発売された2色セット。1985年から受け継がれる老兵金型が堂々復活です。ダブルデッカーはとうの昔に無くなっているので、なんと中間車は完全新規金型となりました。
27年前の金型に合わせて中間車を新たに作るとは...タカラトミー恐るべし。

東京メトロ銀座線新1000系&01系ダブルセット(2012年11月22日)
2012年4月に銀座線の新型車両1000系がデビューし、01系との世代交代が始まろうとしていた頃。再び新旧セットの対象に銀座線が選ばれました。
とは言え、01系はセットと単品で既に発売されているからどうしたものか...と思ったのか、2007年に走った「地下鉄開業80周年記念号」(第17編成にラッピング)にしてしまうという発想に脱帽。1000系のデザインコンセプトに通じるラッピングだということもあり、レモンイエロー色が鮮やかなセットになっています。
01系は側面の初代1000形のウィンドウ・シルを模した窓下のライン(実車では細い銀のラインですが、プラレールでは見栄えを考慮したのか赤いラインになってます)と、地下鉄80周年記念のロゴ、東京地下鉄道の社章が印刷で表現されており、かなりグレードの高いものに仕上がっています。
1000系は第1編成がモデルですが、後尾車の1601号の実車は2015年に改番されて1001号となり、現在ではこの製品での姿は見られなくなっています。銀座線1000系のプラレールでこれ以降に発売されたものは2017年11月発売の「ライト付東京メトロ銀座線1000系」と、2019年8月発売の「SC-09 東京メトロ銀座線「くまモンラッピング電車」」のみで、どちらも現在では絶版となっているため、東京を代表する地下鉄路線の車両なのに2023年時点では入手困難品になっています。

ライト付パパとぼくの300系&N700系TypeAのぞみダブルセット(2019年3月14日)
方針転換なのかネタ切れなのか、7年間も途絶えてしまったダブルセットシリーズ。2019年がプラレール60周年のアニバーサリーイヤーだったので、久々にダブルセットが発売されました。
その名も「パパとぼくの300系&N700系」。300系がパパ世代ですよ。歳を取るわけですね...
300系はライトを仕込む関係上、先頭車だけ埋め窓の新規金型、しかも新メカになっています。

さよならE4系新幹線Max&E7系上越新幹線(朱鷺色仕様)(2021年11月6日)
2021年10月をもって引退したE4系と、2019年3月から2021年3月まで運行していた上越新幹線仕様のピンク帯が入ったE7系「朱鷺色」の新旧上越新幹線セット。ピンクが鮮やかです。
E4系はラストラン仕様になっています。そういえば連結仕様ではないE4系が出るのはかなり久々になりますね。

200系カラー新幹線(E2系)&E3系こまちダブルセット(2023年2月16日)
2022年6月9日から運行を開始した、200系塗装になったE2系J66編成と引退して久しいE3系「こまち」のセット。
「はやて&つばさダブルセット」以来19年ぶりとなる、連結仕様車なのに連結運用がない車両同士のダブルセットです。 2014年3月にE3系0番台から「こまち」のロゴが削除され、こまち色自体も2021年に完全引退してしまったため、はやて&つばさのように実現する事が永久になさそうな組み合わせでの発売となりました。
新メカの「こまち」は2017年発売の「新幹線アニバーサリースペシャルセット」以来、5年4ヶ月ぶりの登場です。
ニューカラーのアピールのためか、最近の製品としては珍しく窓付き箱に戻りました。
なんの偶然か、発売5日前の2月11日には山形新幹線のE3系L65編成が銀色の旧塗装に戻されて運行を開始、発売前日の2月15日にはJ66編成とL65編成の復刻旧塗装同士の連結運用が走りました。タイミングがタイミングなら「リバイバルカラーダブルセット」として出ていたのかもしれませんね。

東京メトロ半蔵門線&有楽町線・副都心線10000系ダブルセット(2023年6月22日)
2023年に開業45周年・全線開業20周年を迎えた半蔵門線の08系と、全線開業35周年を迎えた有楽町線、全線開業15周年を迎えた副都心線の10000系を合わせたセット。
08系は2019年の「ぼくもだいすき!たのしい列車シリーズ 東京メトロ半蔵門線08系」以来、10000系は2016年に発売されて2019年に絶版となった「S-19 東京メトロ有楽町線・副都心線 10000系」以来の製品化となりました。08系の行き先は「押上」、10000系の行き先は「渋谷」となっています。
しかしいずれも車番・種別が省略されており、10000系も金帯が省略されている10代目箱のS-19と同じ仕様となっているのがプラレールファンから不評です。「リアルクラスと同じ発売日なのにこっちのディテールは上げないのか」「Osaka Metroが400系のエラー塗装で交換対応までしてるのに東京メトロは何も言わないのか」とか散々な言われていました。
それにしても、記念されている周年に時の流れを感じます。半蔵門線と言えば水天宮前が終点というイメージがまだぼんやり残っているんですが、押上延伸から20年経つんですね。副都心線は開業日に乗りに行ったので、あれからもう15年経つという事実に驚くばかりです。そういえばあの日は新宿三丁目駅のコンコースで10000系のプラレールの販売会が行われていたのですが、購入希望者の列が長蛇すぎて諦めた記憶があります。
ちなみに「副都心線全線開業15周年」にちょっとした拘りが見られます。元々は有楽町新線として小竹向原〜池袋間で営業していたのが副都心線の始まりなので、これを部分開業と見ているのでしょう。「有楽町新線」も、もう若い世代には伝わらないかもしれないです。


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