1977年頃、プラレール本来のターゲット層より更に下の世代をターゲットとしたシリーズ「プラレールランド」が登場しました。
自分でレイアウトを組むプラレールとは異なり、1セットで完結し眺める事に特化したギミックが目玉となっています。
レイアウトはカラフルな90°小曲線レールを用いたコンパクトなもので、場所を取らずに遊べるのが特徴です。
プラレールブランドの他、ポンキッキ、サンリオ、ディズニーブランドとコラボしたものも発売され、90年代まで細々と展開していました。
ランドで使われた一部の情景は2010年代にチャギントンシリーズに流用されたものがあります。
人形が乗った観覧車を機関車からの動力伝達で回し、人形が降りてトロッコに乗ると発車、再び観覧車に乗り込み...という流れを繰り返すセット。
90°小曲線レールを使った小判形レイアウトなので規模としてはかなり小ぶりです。
「ヘリポート」とは言うものの別に着陸するわけではない不思議なセット。
赤い塔の中にエレベーターがあり、人形を上まで運びヘリコプターに乗せ、旋回途中で強制的に下されてそのまま貨車に積み込まれます。
そして半周したところでまたエレベーターに乗るという流れを繰り返します。
70年代にトミーが展開していたポンキッキシリーズ玩具のうちの一つ。
プラレールではありますが、一応別枠扱いでの発売だったようです。ガチャピンとムックの人形が付いてきます。
1990年代前半にトミーが展開していたディズニーシリーズ玩具のうちの一部門「アクションプレイランド」は、プラレールとは書いていませんがあからさまにプラレールランドのリメイク版でした。
カタログではちゃんとプラレールシリーズの一つとして掲載されています。計3セットが発売されました。
「かんらんしゃセット」のディズニー版。本家では細長いエンドレスレイアウトですが、ディズニー版では「ヘリポートセット」等と同じく、1/2直線レールが追加され長方形レイアウトにされています。
イギリスのパリトイ(Palitoy)社が発売していた海外版かんらんしゃセット。
国内版とは配色、レイアウト・情景部品が異なり、カーブも通常の曲線レールです。
発見者の名誉会長さんによると、パリトイ社は1984年に事業を縮小しているらしいので発売時期は恐らくそれ以前だろうという事で1980年代初頭と推定。製造国は台湾となっています。
パリトイ社のプラレールは他にもあるそうなので、他の製品の発掘も期待しています。
詳細は
名誉会長さんのブロク記事をご覧ください。