情景部品 トンネル

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最終更新:2024年4月2日

山岳地帯や立体交差で用いられるトンネル。トンネル単体のものもあればサブ情景が付いているものや、長く伸ばせるものに伸び縮みするもの、単線・複線にも対応して高架線上にも置けるものなどなど、非常にバリエーション多彩です。
ここでは多彩なトンネルを紹介していきます。

トンネル / J-01 トンネル
1973年の発売以来ほぼ姿形を変えず現在も発売中のトンネル。発売当初はポータルのステッカーは別貼りで、後に貼り付け済みで発売されるようになりました。 2003年のリニューアル以降は茶色と緑色の2色塗りとなり、ポータルのステッカーに蔦などの装飾が施されるようになりました。

J-02 ブロックトンネル
1983年に発売された、ブロックに分ける事で伸縮自在としたトンネル。現行の「のびるトンネル」とは異なり、中間部があればいくらでも伸ばせるのが特徴です。 80年代から2010年代にかけてはセット品情景の定番品でもありました。単品は1998年に絶版となりました。

J-02 のびるトンネル
2007年に発売された新しいトンネル。伸縮自在で収納時にはコンパクトになるナイスな情景部品です。構造上、伸ばし切ると実際の山のような形になるのが素晴らしいです。 2015年頃の生産分から箱写真がE3系からE7系が写ったものに変更されています。発売当初のものは試作品を使っていたのか、写真のトンネルの形状が実際のものとちょっと違います。

J-06 複線トンネル
大トンネルの曲線版とも言えるトンネル。上に単線を敷く事も可能な便利なトンネルです。

いなかのトンネル
1982年4月発売。通常のトンネルより少し寸詰まりな長さのトンネルに牛舎とサイロ、そして牛が付いています。
とうだいトンネル発売後は金型が共通となり、裏面に灯台用の穴が開いている後期品が存在しています。1985年に絶版。
現時点では開封品で収蔵しているので、未開封品を捜索中です。

とうだいトンネル
1984年発売のいなかのトンネルの姉妹品。電池を入れると一定間隔で点滅し、灯台の光を表現するギミック系情景です。 1986年に絶版。いなかのトンネル共々ブログで詳しく紹介しています、

大トンネル
地上にも高架にも置けて、複線用にも単線用にもなるかなりマルチな使い方が出来るトンネル。 側壁は「地下鉄の駅」と共通です。灰色と水色のものがあり、前者の方が古いです。レンガ風のポータルはステッカーで付属しています。

パノラマトンネル
1965年頃に発売された変わり種の情景部品。切れ込みが入った山型のボール紙の両面に都会と田舎の景色が印刷されており、もう一枚をそこに差し込むことで自立する構造となっています。
都会の面の中心には東京タワーがあしらわれているのが特徴です。「トンネル」との名の通り、ちゃんとプラレールを通せます。都会側のポータルはトラス架線柱、田舎側は鉄骨の架線柱とレンガポータルのトンネルと描き分けられて雰囲気を演出しています。
都会の面のイラストには、1953年から1983年まで銀座にあった地球儀のような形をした森永チョコレートの広告や、デパートのアドバルーン、プロペラの旅客機が描かれていて時代を感じさせます。
セット品では唯一、「電動プラレールデラックスセット」に付属していました。なかなか秀逸な商品でしたが、プラレールなのにボール紙とはどういう事か、と思われたのかは定かではありませんがあまり長続きはせず、1968年頃に絶版。
ちなみに、未開封品はもちろん、開封品で現存しているものも超々々貴重品です。


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