6代目箱

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最終更新:2024年1月17日

箱について

1987年の動力ユニット更新と同時に箱が変更され、6代目箱が登場しました。この世代から「プラレール」のロゴが2024年現在まで使われているものに更新されました。
都会から田舎に向かう「2スピード新幹線」のイラストが主体となり、商品名が箱の端に移動し、プラレールロゴの下に表示されるようになりました。商品名の地色が黄色で統一された事から「黄色箱」、また蓋に文字だけのものと写真入りの2種類がある事から前者は「文字箱」や「過渡期箱」と呼ばれるなど、通称が複数ありますが、当館では便宜上「6代目箱」と呼称します。
箱の地色には灰色(無地・斜線入り)・緑色・青色と「のせかえ遊び貨車セット」のみで採用されている水色の4色があります。緑色は1スピードの特急型車両と近郊型車両、青色は通勤型・急行型車両と大まかに使い分けられていますが、「L特急」の初期品と「ディーゼル特急」は青色となっています。灰色は「ライト付車両」「2スピード車両」「ドア開閉車両」「サウンド付」のギミック系車両で採用され、ギミックの内容は切符型の枠に記載されています。「名鉄ブルーライナー」だけはギミック無しにも関わらず、何故か灰色が採用されました。「L特急」は生産途中で2スピード車に変更されたため、青色箱から灰色箱に変更されました。
前述のように登場当初の蓋は商品名の文字のみが記載されていましたが、途中から蓋に車両の写真が入るようになっています。これと同時に対象年齢表記が2歳から3歳に引き上げられ、プラレールロゴに登録商標マーク(®)が付くようになりました。また微妙な差異ですが、イラストの配色が若干変わっています。
カラフルな3両編成の箱に対して、1両単品の箱は黄色と白色のシンプルなデザインとなっています。1993〜94年頃に生産された新動力の1両単品(6代目箱最終生産品)は3両単品と同様のイラストが入ったデザインになりました。

車両について

車両はEC箱時代の車両の大半が引き継がれ、その後の新製品との入れ替えで徐々に絶版となっていく形となりました。1987年に登場した新製品は「伊豆急リゾート21」「近郊電車(オレンジライン)」の2つです。
EC箱時代の車両にはディテールアップが施されたものがあり、「電車」「L特急」「東海型急行電車」「おどりこ号」の4車種は屋根がグレーに塗装されています。これは動力スイッチが屋根に移ったことにより、遊ぶ際に屋根のデフォルメも重視されるようになったことから行われた変更だと考えられます。 ちなみに、このうちの「電車(青)」「東海型急行電車」「おどり子号」には新動力になったにも関わらず屋根の塗装が施されていないものが少数ながら存在し、一部のファンの間では屋根未塗装新動力のように呼ばれ、地味な激レア品として知られています。
1988年から続々と新製品が発売されるようになり、車種置き換えが始まりました。例えば「ロマンスカー」は「ニューロマンスカー」に、「名鉄パノラマスーパー」は「名鉄ブルーライナー」に置き換えられています。
新旧の置き換え以外の例もあり、平屋中間車で発売された「近郊電車(オレンジライン)」は、1990年に中間車をダブルデッカーとした「近郊電車ダブルデッカー」に変わっています。
1994年に発売された「東武スペーシア」「名鉄ブルーライナー」は発売から短期間で箱更新を迎えて7代目箱に移行した事から、6代目箱の姿での発売期間はかなり短く大変貴重なものとなっています。

旧紹介文(2020年8月12日〜2024年1月17日)
1987年の動力ユニット移行と同時に箱も変更され、6代目箱が登場しました。1994年まで使用されています。
商品名の地色が黄色で統一された事から「黄色箱」、また蓋に文字だけのものと写真入りの2種類がある事から前者は「文字箱」や「過渡期箱」と呼ばれるなど、通称が複数あります。 通常の車両のパッケージは地色が青と緑、2スピード車やサウンド車は灰色となり区別されている様子ですが、「名鉄ブルーライナー」のように何故か灰色地の車両もあります。
蓋に写真が入ると同時に、箱の対象年齢表記が2歳から3歳に引き上げられ、プラレールロゴに登録商標マークが付くようになりました。また微妙な差異ですが、イラストの配色が若干変わっています。 カラフルな3両編成の箱に対して、1両単品の箱は黄色と白色のシンプルなデザインとなっていますが、1993〜94年頃に生産された新動力の1両単品(6代目箱最終生産品)は共通デザインになりました。
この箱から車種置き換えの概念が導入され、例えば「ロマンスカー」は「ニューロマンスカー」に、「名鉄パノラマスーパー」は「名鉄ブルーライナー」に置き換えられた例が見られます。
「L特急」のように1スピード車が2スピード車に改修された際に箱が変わったものもあります。
その他特徴的なところでは、現在では標準となったグレーの車輪が初めて登場した世代なのが挙げられます。造形技術の向上とグレー車輪の採用により、格段にリアルさが増したのが6代目箱世代の特筆すべき点です。
新幹線→特急車両(JR→私鉄)→通勤電車→機関車→その他の順で掲載していきます。
[2023年2月4日 追記]
3両端品のうち、最後まで残っていた「電車(黄)」を収蔵しました。これで6代目箱の3両単品はコンプリートです。しかしここでも「電車(黄)」が最後まで残っていたとは、どういう偶然なんでしょうね...(伝わる人には伝わる話)
「電車(緑)」共々、1987年から1991年までの4年程度生産されていたわりにはなかなか出てこない6代目箱の曲者です。

ライト付ひかり号
2スピード新幹線
ライト付東北上越新幹線
東北上越新幹線
2スピードのぞみ
2スピードつばさ
リニアモーターカー
スーパーひかり号
フラノエクスプレス
ビッグスニーカートレイン
L特急
おどり子号
東海型急行電車
ディーゼル特急
スーパーひたち
成田エクスプレス
スーパービュー踊り子号
あさぎり
カモメエクスプレス
東武スペーシア
スカイライナー
レッドアロー
ロマンスカー
ニューロマンスカー
伊豆急リゾート21
パノラマカー
名鉄パノラマスーパー
名鉄ブルーライナー
ビスタカー
近鉄アーバンライナー
近郊電車(ブルーライン)
近郊電車(オレンジライン)
近郊電車ダブルデッカー
電車(緑)
電車(黄)
電車(青)
通勤電車
ドア開閉通勤電車
地下鉄電車
ブルートレイン
トワイライトエクスプレス
シュッポーD-51
ライト付D-51機関車
のせかえ遊び貨車セット

1両単品(動力車)

動力車1両単品箱は3両単品と異なりイラストは無く、商品名の位置も逆に配置された黄色と白色の2色箱でした。 7代目箱に移行する直前に発売された「EF-66電気機関車」は3両単品と共通のデザインになりました。
他の車両にも共通デザイン箱があるかは不明です。

[2021年8月25日追記]
C-12に共通デザイン箱が存在することが分かりました。商品名は「C-12蒸気機関車」です。 1993〜94年に生産された1両単品のうち、7代目箱に移行後も継続してラインナップに載る予定の車種が新動力化されたのと同時に共通デザイン箱になった模様です。 なので恐らくDD-51とEF-58にも共通デザイン箱が存在していると思われます。 1994年に7代目箱に移行したため、1両単品の共通デザイン箱は大変貴重です。
上記2車種の共通箱はまだ見つかっていないので、とりあえず「C-12蒸気機関車」のみを未収蔵扱いとします。

DD-51
EF-58
往復EF-66
C-12
EF-66電気機関車
C-12蒸気機関車

1両単品(貨車・中間車)

中間車

ひかり号
ブルートレイン

電車(青)

貨車

家畜車
冷凍車
車掌車

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