海外品

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◀︎新メカ時代 スペインのセット▶︎
最終更新:2024年1月26日

例の中国国内プラレールを代表的な例として、アメリカやドイツなど、海外でも多くのセットが発売されています。
現地の車両を製品化したものは中国、韓国、台湾、香港、タイで発売されているのが確認されています。

中国

陪樂兒 火車世界 先行號列車
中国国内品の基本セット。日本国内品に例えると基本NO.1セットに相当します。 車両は先行號(レッドアロー号)ですが、単品とは異なり実車に準じた塗装となっています。 亜空間から400系つばさを引っ張り出してる箱の少年が気になります。

陪樂兒 火車世界 力獅號快車
NO.2セット相当。こちらも単品とは異なり国鉄色に近い色合いで発売されたため、日本での人気は高めだった模様です。
駅には「ちかてつのえき」の模様替え品「上海駅」が使われています。

和谐号动车组入门套组
2010年の上海万博で発売された和諧号の入門セット。日本語表記では「和諧号スタートセット」だそうです。

和谐号动车组基本套组
こちらも上海万博で発売されたもの。日本語表記は「和諧号ベーシックセット」。上のスタートセット共々、同年のプラレール博で発売されたようです。

韓国

KTX 베이직 세트
2019年8月頃に発売された、お隣韓国の高速鉄道「KTX」の100000系のベーシックセット。単品では3両編成ですが、ベーシックセットということでこちらは2両編成、レイアウトは単純な楕円で立木と信号機が付いてきます。
車両の写真の下には「韓国の高速鉄道をプラレールで楽しもう〜!」みたいなことが書いてあります。

タイ

BTS PLARAIL
タイのバンコクを走るバンコク・スカイトレインのプラレールのセット。製造国タイへの恩返し的商品だったとか。車両はEMU-A型という電車です。
通常の小判型エンドレスですが、「僕の街の電車セット 北海道 / 九州」と同じく曲線レール2本が8の字ポイントレールに置き換えられており、下の「BTS SKYTRAIN SET」と繋げられるようになっています。

BTS SKYTRAIN SET
大きい方のBTSのセット。ヤシの木が2本と駅が付属します。曲線部の8の字ポイントレールを使って上のセットと繋げることが出来ます。

台湾

台灣高鐵超級火車組
2007年の台灣高鐵開業時に発売された700Tのセット。紫色の大鉄橋がちょっと海外っぽい?

台灣高鐵超級服勤員火車組
N700系ベーシックセットと同じレイアウトの700Tセット。アテンダントのプラキッズが付いてきます。

台灣高鐵百變火車組
多数パターンのレイアウトが出来る700Tのセット。

普悠瑪基本組
普悠瑪号の基本セット。中間車無しの2両編成です。

台灣高鐵基本組
700Tの基本セット。こちらも中間車無しの2両編成でレイアウトも普悠瑪と同一ですが、立木ではなくヤシの木が入っていて南国感が出ています。
開業時の2007年にも同名のセットが発売されており、こちらは二代目、言うなればリニューアル版になります。初代は先頭と中間での2両編成で、ヤシの木にプラスして立木が3本付属していました。

普悠瑪平交道組
普悠瑪号の平面交差セット。レイアウトはレールセットBそのままですね。

台鐵太魯閣號超級組
通常塗装の太魯閣号のセット。

新太魯閣 Hello Kitty號超級組
太魯閣号のハローキティラッピング車のセット。レイアウトは台鐵太魯閣號超級組とほぼ同一ですが、鉄橋の色が異なり、トンネルが追加されています。

機場捷運樂趣組
台湾の地下鉄「桃園捷運(とうえんしょうえん)」の空港線である「機場線」の車両のセット。 車両は青い帯の「普通車」です。レイアウトは「レールセットB」と同一ですが、ニュー踏切が黄色成型になっています。

台灣高鐵樂趣列車組
700Tの樂趣組。レイアウト構成は機場線セットと同じですが、機場線は3両編成なのに対しこちらは先頭後尾の2両編成。

機捷百變創意軌道組
上の700Tのセットと同じく多数のレイアウトパターンが組めるセット。こちらは紫帯の「直達車」です。

台灣高鐵自動車站組
日本国内では2011年に発売された「連結!E5系『はやぶさ」&トミカ駅前ロータリーセット」の台湾版。おそらく同年か2012年頃の発売でしょう。 「新幹線首次海外輸出」と、700T型が日本の新幹線で初めて輸出された系列であることがアピールされていますね。

卡娜赫拉的小動物高鐵彩繪列車組
2019年11月から2020年9月まで運行されていた台灣高鐵のカナヘイラッピング車のセット。セット内容はN700系のベーシックセットと全く同じです。駅は「台北」となっています。

レバーでダッシュ!超スピード THSRセット 台灣高鐵自動變速車組
ドクターイエローセットの台湾版。700Tもちゃっかり新メカ化されています。

台北捷運文湖線
台北捷運の新交通システム、文山線・内湖線(文湖線は総称)を走370型電車のセット品。レイアウトは直線部分が1/2直線レール1本分しかない小ぶりなエンドレスです。現地では車両単品も発売されているようです。

香港

港鐵載客列車[1998-現在]基本套裝
港鐵載客列車[1998-現在]の基本セット。曲線の駅にY字ポイントを使った留置線が繋がっているという、日本国内では見ない変わったレイアウトをしてます。
海外品としては長期間生産されているらしく、箱が変わっているものが見つかっています。

港鐵載客列車[1998-]高級套裝
港鐵載客列車[1998-]のセット。「高級」とある通り、地下区間と高架区間の二通りのエンドレスで遊ぶことができ、かなり豪華です。

アジア広域

じぶんだけの電車をつくろう!ホワイトプラレールセット
国内品フォーマットなのに海外品というよく分からないセット。
「ホワイトプラレール」という名のプラレールは以前にもありましたが、こちらはプラレール博のアトラクション景品を流用したものです。

Let's party! すしプラレール
「極み!おとどけ!スシロー×プラレール」の海外版。動力車は青いものになり、駅名は「ダイニングえき」に変更されています。回転寿司は海外でも有名なので、広域展開するにはちょうどいい題材ですね。

ドイツ

Stelco-Junior-Express 4545
下のTOMY-EXPRESSがドイツ版プラレールの唯一の例かと思われてたのですが、最近になって1970年代にはもう現地(当時の西ドイツ)でプラレールが発売されていたことがわかりました。 STELCO(シュテルコ)という会社から発売され、製造は車両がトミー本体、部品類がシュテルコという2ヶ国方式。
こちらはエラくケバケバな色をしたEF58と旧型客車が入ったセット。レールの色も若干濃いめです。正式な商品名は無いらしく、番号が付番されているのみ。統一商品名はカタカナ表記にすると「シュテルコジュニアエクスプレス」です。 旧型客車は日本国内品とは異なる金型をしており、現地向けに改良が加えられたものと思われます。
ちなみにシュテルコは1979年にトミー本体に吸収合併されたようですが、その後の行方は不明です。

Stelco-Junior-Express 4570
「EF-15でんききかんしゃ りったいこうさパノラマセット」(1974年)などと同じ平面+高架のレイアウトを持つセット。こちらはC12が入っていますが、なんと貨車は現地オリジナル。 踏切、架線柱、立木、橋脚、信号機も全て現地の仕様です。

STELCO JUNIOR-EXPRESS STOP+GO Station 4583
「笛コントロール駅」の駅舎をクレーンに変えて、貨物駅のように仕立てた情景部品が入っているシュテルコのセット。
プラレール研究会海外製品班の名誉会長さんの手によりとうとう日本にやってきました。4570セットでもそうですが、シェルのタンク車がいい味を出していますね。 C12のスイッチが黄色かったり、モーターボックスが全く別物だったり、ナンバープレートがモールドになっているなど、日本国内品とはかなり異なります。
名誉会長さんが詳細をブログに書いています。

TOMY-EXPRESS BASIC-SET
最近発見されたもの。ドイツにもプラレールが輸出されていました。レールがTOMY TRAINSと同じ紺色タイプなので、同時期の発売と考えられます。 車両は国内の製品そのままですが、現地でのブランド名「TOMY-EXPRESS」が印刷されています。セット内容は国内品
またひかり号にバリエーションが増えちったい...

TOMY-EXPRESS SET 02
日本国内品でいうと「基本No.2セット」に相当するTOMY-EXPRESSのSET 02。車両は100系新幹線です。
箱写真にスーパーひかり号が写っていますが... つまりそういうことです。

イギリス

Log Delivery Train Set
イギリスのパリトイ社から発売されていたセットのうちの一つ。「C-12しんりんてつどうセット」の発展版のようなセットです。 アクションだけを重点としたのか、あるいはイギリスっぽくなかったからか、「田舎の駅」は排除されてしまいました。その割には箱写真に田舎の駅の姿が見えますね... ちょっといい加減です。
日本国内品にはない茶色い車掌車が目を引きますね。C12にはナンバープレートの変わりにイギリス国鉄のロゴが貼られています。ロッドもグレー成型にされ、ちょっとヨーロピアンな風貌になっています。

当館ではもう一つパリトイ社のプラレールを展示していますが、実車系ではないのでここに収蔵しております。
合わせてご覧くださいませ。

欧州

販売国を限定せず、ヨーロッパ・アメリカで展開していたHYPER CITYシリーズは、基本的に日本国内の車両・情景を使ったラインナップとしていたのが特徴的でした。
セットは商品名を定めず、商品番号のみが付けられています。

HYPER CITY 85400
基本系レイアウトのセット。日本国内品にも例がある、エンドレス+ターンアウトを用いた円形のレイアウトです。
車両はE2系が選ばれ、情景部品は「大きな踏切」「クリアドーム(まるがた)」が入っています。

HYPER CITY 85401
「オート踏切ステーション」と小規模なトミカタウンがメインとなる、かなり大型のセット。車両はイーストアイが選ばれています。 トミカはパトカーと乗用車が2台付属。こちらにもアクセントとして「クリアドーム(まるがた)」が入っています。


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