旧動力時代初期①(1970〜74年頃)

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最終更新:2020年9月1日

プラスチック汽車シリーズは1965〜66年頃にブランド名「プラレール」に改称され、分かりやすい名前のおもちゃとなった事でシリーズ展開が容易になりました。
1970年から実在の車種をモデルとした商品の開発・発売を始め、同時に今までは入門系のレイアウトが多めだったセット品も急速にその内容が発展しました。
この頃の製品を通称「メリーゴーランドマーク時代」と呼び、ブランドイメージの試行錯誤が見られるパッケージでのリリースが行われました。
「トミー (メイン内容) プラレールセット」と命名されているのが特徴的ですが、カタログでは単に「(メイン内容)セット」と表記されています。

でんききかんしゃセット(1970年)
同年発売の新製品「でんききかんしゃ」のセット。赤いEF15が貨車を牽引するベーシックなセットです。
箱にSTマークが印刷されており、EF15も黒シャーシの個体なので、恐らく絶版直前の1974年頃に製造されたものと考えられます。
パッケージの写真をよく見ると、「こうかレール」の上に直線レールを重ねて高架線を作っています。それ自体がレールなんですけども...

ニューでんしゃセット(1971年)
「ニューでんしゃ」が入った唯一のセット。跳ね橋がワンポイントです。この跳ね橋もロングセラーなんですよね〜。

ふくせんとっきゅうセット(1971年)
複線レイアウトがテーマのセット。「ふくせんプラレール」から駅を外して車両を変えただけですね。

全自動ふみきりセット(1972年)
70年代セットの傑作とも言える大掛かりな情景を持つ"全自動ふみきりセット"。
プラハイウェイとのコラボセットでもあります。箱写真も斬新なもので、踏切に差し掛かるD51を写しているのがお洒落です。「桜の木」と「ハウスブロック」の早期に消えた情景部品が写っているのも泣かせます。
車両が踏切に差し掛かり踏切小屋のレバーを押すと、踏切小屋内のモーターが遮断機を下ろし、車(ブルーバード)が停止、車両が通過すると遮断機が上がり車が発進という動作をします。
後年のどの踏切にも見られないモーターギミックを搭載しているのが非常に珍しく、現存していた事自体が奇跡と言えます。
箱写真のD51はいわゆる青D51ですが、青が入った個体も出回っていたのでしょうか?

弁慶号セット(1972年)
日本の鉄道開業100周年を迎えた1972年に発売された弁慶号。やはり目玉商品になりますので、セット品も発売されました。
Uターンレールで複線を挟んだ変則エンドレスが特徴のセットです。単品には無かった旧型客車が付いているのが高ポイントです。
「いなかの駅」はセットオリジナルのカラーリング。弁慶号が走っていた北海道の駅のイメージが湧いてきますね。
上部両側の黄色いモノは「補助ブロック」といい、他の車両と比べて少し車高の高い弁慶号を高架下に潜らせるために、橋脚にはめて使うための部品です。
補助ブロックが残っている個体は珍しく、このセット自体も1年足らずの生産になるので非常に珍しいものとなっています。

D51きゅうこうれっしゃセット(1972年)
D51きゅうこうがメインのセット。
Y型レールが「でんどうプラレールでんしゃセットNO.2(1968年)」のものと異なり、後に出ている溝付きの後期品とも違うため、短期間だけ生産された改良品のようです。

ふくせんプラレール特急電車高架つきセット(1972年)
「ふくせんプラレール」を冠するセットとしては一番最後のもの。
内容的には「ふくせんとっきゅうセット」の高架版ですが、レール構成がそのままなため高架上にポイントレールがあるという近年でも目にしないレイアウトになっている事に注目。