1994年から2003年まで使われていた箱。窓が3枚になり3両全部が見えるようになりました。
頻繁な新製品の開発や車両の絶版が繰り返されたため、製品がラインナップはかなり豊富です。
先代の箱で見られたギミックや車種別の地色分けは無くなり、全て同じ水色基調のパッケージとなりました。
新たな試みとして、実車にカラーバリエーションのある205系「通勤電車」とE653系「フレッシュひたち」の製品化の際に、一部の色を「初回限定品」として少数生産した事があります。
7代目箱の時期はJR発足10年前後の頃だったので新型車両の登場が多く、デビューするたびに発売されるようになりました。これらの新型車両は旧型車の置き換えよりも新設の列車としてデビューしていた事もあり、6代目箱の頃のような車種置き換えは一旦お休みとなります。
そのため入れ替わりで続々絶版していくというような大きな動きは無いのですが、製品のアップデートや仕様変更は事細かに行われており、「E2北陸新幹線」が「E2新幹線あさま」に製品名の更新がされたり、「JR九州つばめ」の塗装にはメタリックシルバーとダークグレーの2種類があったり、E1系とE4系の中間車共通化、L特急金型(L特急・L特急あずさ・カモメエクスプレス)のJNRロゴモールド削除など、
細かく見ていくと面白い点が多いのがこの世代の特徴です。
9代目箱に移行する直前に生産された「700系新幹線」には、8代目箱の「ひかりレールスター」に合わせて新型パンタグラフカバーを装備した新規造型の中間車を持つものが少数存在しています。
箱は1994年の登場以来、ほとんどデザインに変更を加えられること無く生産され続けましたが、2000〜01年頃に発売された7代目箱最終新製品では対象年齢表示が箱の前面に移されました。
また、1999年に生産された一部製品には車輪の留め具を隠すための出っ張り「車軸受け」が追加されていますが、程なくして元に戻されています。この時に追加された車軸受けは、2000年以降の製品ではEF81形や20系客車、ワキ10000形(カートレインの貨車)などの一部だけに残存しています。この仕様変更によりバリエーションが多く存在する製品があり、例えば「東海型急行電車」は、窓周りタンポ印刷 / 窓周り全塗装・車軸受け付き / 窓周り全塗装・車軸受け無し の3種類が、「ブルートレイン」には、機関車・客車共に車軸受け無し / 共に車軸受け付き / 機関車のみ車軸受け付き の3種類があります。
6代目箱と同様に、新幹線→特急車両(JR→私鉄)→通勤電車→機関車→その他の順で掲載していきます。
私がプラレールを集め始めた頃は玩具店に行くとよく残っていたこの箱ですが、この十数年で流石に見なくなりました。
1両単品
1両単品は先代から続投されました。このうち、EF58はJRに継承されたものが5両のみ、そして製品の色で残っていたのも1994年当時で2両だけで、
子供にとって馴染み薄い機関車になっていたことも絡んでか、1996年に絶版になりました。翌年にEF81が事実上の後継として発売され、2003年の絶版まで4車種体制で発売され続けています。
C-12蒸気機関車
EF-58電気機関車
EF-66電気機関車
DD-51ディーゼル機関車
EF-81電気機関車
その他