単品箱の変遷・種類
1959年に誕生したプラレールは、時代の移り変わりと共にそのパッケージを度々更新してきました。
現在の箱は初代から数えて10代目となります。
ここでは通常品を大まかに10種類に分類しましたが、これらの分類に当てはまらないタイプの箱は「その他の箱」として紹介します。
限定品は事業者・イベント・プラレールショップ・ディズニーリゾートなどをそれぞれ別ページに掲載しています。また連結セットやスペシャルセットなどの複数両・複数編成が入ったものは
セット品のページで紹介します。
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また、単品の発売年表も作成しています。
車両単品発売年表も合わせてご覧ください。
プラレール最初期の箱。身と蓋に分かれ、上下に開く事から「上下箱」と通称されています。
デザインは統一されておらず、車両がイラストのもの、実車写真のもの、製品写真のものとバラバラです。商品名の位置も統一されていませんが、赤地となっている点については共通しています。電動車には「電動」と冠されているのがこの世代の箱の特徴となります。最初期のものなので一纏めに「上下箱①」と分類しました。
プラレールブランド制定後の1970年にラインナップ見直しと同時に登場した箱。「電動プラ汽車」のデザインをアレンジし、商品名の隣に斜め前から写した車両の写真という構成がスタンダードになりました。「メリーゴーランドマーク時代箱」とも呼ばれています。
上下箱②のデザインを維持したまま、ブランドロゴが変更されました。商品名の漢字表記が撤廃され、全て平仮名表記になっています。トミーの企業ロゴ、対象年齢、STマークはブランドロゴ下にまとめられ、すっきりとした見た目になりました。
4代目の箱です。車両の絵で一面埋まっているために「電車箱」と呼ばれています。中身が見えるように窓が付くようになり、現在の10代目箱に続く元となりました。車種、スイッチの位置による操作方法(乾電池の入れ方)がABC-abcの組み合わせで表記されるようになりました。あまり長くは続かず、3年ほどで次のEC箱に更新されましたが、フォーマットは継承されています。
5代目の箱。電車箱のフォーマットが継承されています。EC◯◯という付番が付いてるので「EC箱」と通称されています。電車には「EC」、電気機関車には「EL」、ディーゼル車には「DL」、蒸気機関車には「SL」とタイプ別の付番が付けられています。
新動力切替と共に登場した6代目箱。街から郊外へ向かう100系新幹線がデザインされています。
商品名が大きく表示されるようになったので「文字箱」と呼ばれる事があります。生産途中で蓋に車両の写真が入るようになったため、蓋に写真がない商品名だけのタイプの事を「文字箱」、写真入りのものを「過渡期箱」と呼ぶこともあるようです。
窓が3枚となり、車両が全て見えるようになりました。「3枚窓箱」という呼び方もあります。デザインされている車両は100系から300系に変わりました。
非常に短期間だけ生産された箱。7代目箱の末期の新製品でのみ採用。この箱で窓が2枚に戻されました。車両イメージのデザインと実車の写真が載るようになったのが特徴です。
通常品での採用は12製品に終わり、以降は9代目箱に移行しましたが、プラレール博限定品では比較的後年まで採用され続けていました。
先代に当たりますが、一部製品で現在でも現役の箱。S-◯◯という品番が付番されるようになりました。8代目箱と比べ、2両目の窓の処理が変わっています。2014年以降は動力ユニットの更新に伴いほとんどの製品が10代目箱に移行しました。
車両によっては1枚窓、3枚窓と臨機応変にデザインが変更されているものもあります。プラレール博限定品、事業者限定品では引き続き採用されているものが多いです。
2014年の動力ユニット更新(新メカ)と同時に登場した現行の箱。再び2両目の窓の処理が変わりました。ほぼ新メカ専用の箱ですが、2019年以降の新製品は新動力車でも10代目箱で発売されるようになりました。2025年からは窓部分を製品写真に置き換えた無窓タイプも登場しています。
2025年2月から登場した新タイプの箱。10代目箱のフォーマットはそのままに、窓部分に車両の写真を配置して無窓箱としたものになります。同年10月発売の「サウンド江ノ電500形」から事業者限定品での採用も始まっています。
「プラレールの日限定品」で使われていたスタイル。実車とプラレールの写真を両方配置しているのが特徴です。2002年からは9代目箱で発売されています。
SCシリーズ専用の箱。曲線を多様し、赤を基調とした姿が黄色のイメージが強い通常品とは一線を画しています。2022年にシリーズ展開が終了したことにより消滅しました。
「ラジオコントロール ぼくはうんてんしゅ」シリーズ専用の箱。EC箱と同一の絵柄ですが、水色地となっています。生産時期より、対応周波数表記が無いもの、箱の左下に記載されているもの、プラレールロゴ横に記載されているものがあります。
音声指令シリーズ用の箱。2両目部分とコントローラーが大きな窓になっているのが特徴です。銀色英字表記の「PLARAIL」ロゴが目立ちます。
7代目箱タイプ (1999〜2002年)
1999年頃から登場した事業者・イベント限定品に見られる、7代目箱のフォーマットに独自のデザインを施したものです。京王と小田急のように、共通デザインでカラーリングを変更しただけの例も存在します。8代目・9代目箱の登場により、2002年を最後に新製品では登場しなくなりました。
8代目箱タイプ (2002〜05年)
7代目箱タイプに代わり登場したもの。通常品は早々と9代目箱に移行しましたが、限定品ではしばらく採用され続けました。角に斜め切りの処理をされた実車の写真が載っているのが特徴です。
「はやて」のように8代目と9代目の合いの子のようなものもありますが、2両目の窓の処理からこちらに分類しました。
無窓箱 (1999年〜現在)
イベント・事業者限定品や非売品に多く見られる、窓が無く車両が見えない箱です。非売品は店舗に出回らないために目を惹くデザインにする必要がないことから、モノクロ印刷のものが多様されています。