"プラレールの日限定"箱
1997年から2005年まで、毎年10月14日に発売されていた「プラレールの日限定品」のみで見られる箱。2001年までのものは窓がないのが特徴です。1974年から1978年頃まで使われていた、通称「ひかり号マーク」が復活しています。
プラレール40周年を迎えた1999年は2車種が発売され、このうち「40周年記念号」はプラレール40周年の限定デザインにされています。2002年以降は9代目箱に変更となりました。
日付が日付なので、毎年鉄道フェスティバルを中心に量販店でも流通していたようです。
40周年号はあくまで「プラレールの日限定品兼用」という位置付けなため、限定品である旨の表記はありません。
2004年は通常流通品「フレッシュひたち」とファンクラブ限定品「485系かもしか」の2種が登場しました。翌2005年には「房総ビュー」が発売されましたが、以後途絶えています。
「ちんちんでんしゃ」「弁慶号」「ロータリーじょせつしゃ」の箱は他の3両単品と比べると少し短く作られており、中身がスカスカになってしまう事を防ぐためか、 「ちんちんでんしゃ」には立木、「弁慶号」には信号機が付属するのが面白いです。
1999年までは旧製品を新金型で復刻したもの、2000年以降は絶版品にディテールアップを施したものとなっています。
[2024年4月2日 追記]
本文冒頭にもあるように、「プラレールの日」の制定は1997年です。1998年6月カタログ15Pに、1997年10月14日を「プラレールの日」に制定としっかり記載されています。
しかしどういうわけか、2009年の50周年の時を境に「1994年に制定された」とする資料が出回っており、15年間訂正されることなく、2024年に65周年を迎えたプラレールの沿革を紹介する媒体でもそのように記載されています。2024年3月28日付の読売KODOMO新聞でもこの情報をソースとしたのか、1994年制定として紹介されてしまっています。
1994年は「プラレール35周年」のアニバーサリーイヤーであり、記念商品として「未来特急のぞみ号」が発売されていますが、あくまでもそれ止まりです。せっかくの65周年なのですから、タカラとの合併を経ているとはいえ、せいぜい27年前の話くらいしっかり把握しておいてほしいものです。