事業者限定品

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最終更新:2024年4月16日

1999年、今まで玩具店を主に流通していたプラレールに新たな流通形態として鉄道会社が特注した事業者限定品が登場しました。 最初に発売されたのは7月に小田急電鉄から発売された「小田急ロマンスカーさよなら3100形記念モデル」でした。同年に江ノ島電鉄から「えのでん」が、京浜急行電鉄からは「羽田空港駅開業記念モデル」が発売され大好評となり、事業者限定品の需要を確固たるものにしました。
既存の金型はもちろん、専用の金型を起こして作られたものが多く見られます。
ここでは全国の鉄道会社を始めとした事業者が発売した製品を会社別に展示しています。

鉄道会社

京王電鉄

京王電鉄の限定プラレールは2000年に主力車両8000系を製品化したのが始まりです。車体は「通勤電車・近郊電車」のものですが、前面を新規設計とする力の入れようでした。 2005年以降は車体の金型も特注し始め、現在まで多くの車種を発売しています。中でも井の頭線1000系は実車通り7色全てを製品化し、大人気の商品となりました。
井の頭線1000系の人気はすごく、2010年頃まで追加生産されていた「ライトブルー」を含めて2014年までに全色が完売しています。
1000系のうち「ベージュ」は後に「オレンジベージュ」としてリニューアルされた事を受け、2015年に新色の「オレンジベージュ」と「ブルーグリーン」「サーモンピンク「ライトグリーン」が再販されています。
また事業者の中では同一製品の再販回数が最も多く、2006年に発売された8000系は過去3回も再生産が行われています。
2018年に発売されたライナー用車両の5000系は、発売がライナー運行開始前だったため「特急」を表示した写真が採用されていましたが、運行開始後はライナー運用時の写真に変更され、ロゴマークも入るようになりました。 このため発売時の初期ロットは地味なレアものになっています。
発売の傾向的には他社と異なるところがあり、他社では同一車種を再販する際は仕様変更の有無に関わらず新製品として発売しますが、京王は同一製品の追加生産という形で再販を繰り返す手法を取っています。2015年の1000系、2016年の9000系に関しては、告知上では「再販」となっていますが箱が更新されているので新製品扱いで掲載しています。
2023年に入り、多数の車種が上半期に順次再販されています。特に2005年に発売されたっきりだった「京王1000系 ライトブルー」が約18年の時を経て2023年3月末から再販された時は地味に話題になりました。驚くことに、一部現在のスタイルに合わせてはいるものの、2005年の発売時の箱ほぼそのままの姿で再販されました。京成電鉄が3000形再販の際に箱を10代目箱にしたのとは対照的です。
ただし、18年という時の流れのせいか実車写真の原盤が失われてしまったのか、同じ写真を使っているもののトリミングされて色味も淡いものになってしまっています。

京王8000系(2000年4月25日)
京王6000系(2000年10月7日)
京王9000系入線記念(2001年1月21日)
京王1000系 ブルーグリーン(2005年11月23日)
京王1000系 アイボリーホワイト(2005年11月23日)
京王1000系 サーモンピンク(2005年11月23日)
京王1000系 ライトグリーン(2005年11月23日)
京王1000系 バイオレット(2005年11月23日)
京王1000系 ベージュ(2005年11月23日)
京王1000系 ライトブルー(2005年11月23日 / 再販 2023年4月1日)
京王8000系(2006年11月23日 / 再販 2016年7月11日・2018年4月28日・2021年8月・2023年8月10日)
京王9000系(2008年10月4日)
京王7000系(2013年3月23日 / 再販 2016年8月11日・2021年10月1日・2023年8月10日)
京王7000系 (動物園線ラッピング仕様)(2013年3月23日)
京王1000系 ブルーグリーン(2015年1月31日)
京王1000系 サーモンピンク(2015年1月31日)
京王1000系 ライトグリーン(2015年1月31日)
京王1000系 オレンジベージュ(2015年1月31日)
京王9000系(2016年8月11日 / 再販 2018年4月28日・2023年2月17日)
京王8000系高尾山トレイン(2016年10月10日 / 再販 2023年6月17日)
京王ライナー(京王5000系)(2018年2月5日 / 再販 2023年6月17日)
京王サンリオピューロランドトレイン(2019年11月24日)

京浜急行電鉄

事業者限定プラレールというジャンルを確立した最初の会社です。1999年12月5日に3000個限定で発売された「京浜急行電鉄 羽田空港駅開業記念モデル」が初の事業者限定品です。 既存の「通勤電車」を塗り替えて600形っぽくしたもので、羽田空港駅開業記念品なのに何故か行き先が「上大岡」でしたがこれがとても売れ行きが良く、2000年12月1日には行先を上大岡から羽田空港に変更の上、商品名も「京浜急行」に変更して前回の倍となる6000個で再販されました。
5年ほどのブランクを経て、2004年7月発売の京浜急行新1000形を皮切りに特注金型で製品化されるようになりました。
2007年に発売された「サウンド京浜急行2100形」は同形式の特徴であるシーメンスのVVVFインバーターの音を搭載したサウンドプラレールとして発売され、絶大な人気を得ました。長らく完売したままでしたが、2016年に新製品として再発売されています。2022年6月には新メカ化の上「専用連結仕様」となった2100形が再び登場。2100形同士の連結運用は存在しないので、つまり... 今後が楽しみですね。
京急は車両セットにも力を入れており、事業者としては最多の製品数を誇ります。
[2022年12月3日 追記]
2022年12月2日に突如発表され、翌日に「京急1000形1890番台「LeCiel」(専用連結仕様)」が発売されました。専用連結仕様2100形の発売からちょうど半年後の発売です。異形式の連結運用が多い京急ですが、これでプラレールでも連結運用を再現できるようになりました。

京浜急行電鉄 羽田空港駅開業記念モデル(1999年12月5日)
京浜急行(2000年12月1日)
京浜急行新1000形(2004年7月17日)
KEIKYU BLUE SKY TRAIN 600形(2005年12月1日)
サウンド京浜急行2100形(2007年10月26日)
サウンド KEIKYU BLUE SKY TRAIN 2100形(2007年11月2日)
ライト付 京急1000形(2010年6月1日)
京急新1000形ステンレス車(2012年5月4日)
京急新1000形 KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN(2014年12月22日)
京急新1000形(2015年4月)
京急600形 KEIKYU BLUE SKY TRAIN(2015年5月8日)
サウンド京急2100形(2016年6月20日)
京急600形(2016年9月9日)
サウンドKEIKYU BLUE SKY TRAIN 2100形(2016年12月1日)
京急新1000形マイナーチェンジ車(2017年8月25日)
京急新1000形1800番台(2017年10月6日)
京急新1000形 KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN(2017年12月22日)
京急新1000形リラックマトレイン(2018年1月12日)
新1000形 KEIKYU TRAD TRAIN「リラックマのイチゴお祝い号」(2018年4月27日)
京急600形 KEIKYU BLUE SKY TRAIN「コリラックマ&チャイロイコグマ がおがお号」(2018年4月27日)
新1000形 KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN「しあわせのキイロイトリ号」(2018年4月27日)
京急2000形3ドアタイプ(リバイバル)(2018年7月20日)
京急2000形2ドアタイプ(2018年8月24日)
京急2000形3ドアタイプ(通常塗装)(2018年9月14日)
京急1500形 120年の歩み号(2019年2月2日)
京急1500形(2019年5月19日)
京急新1000形 KEIKYU TRAD TRAIN すみっコぐらし号(2019年12月21日)
京急新1000形 KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN(2020年9月11日)
京急デト11・12形(2020年10月18日)
サウンドプラレール京急新1000形(アルミ車)(2021年7月10日)
京急2100形(専用連結仕様)(2022年6月3日)
京急1000形1890番台「LeCiel」(専用連結仕様)(2022年12月3日)
京急2100形 KEIKYU BLUE SKY TRAIN(専用連結仕様)(2023年4月21日)
京急1000形1890番台「Le Ciel」すみっコぐらし10周年号(2023年11月10日)

小田急電鉄

小田急も京急と江ノ電と並び、早期から限定品を発売している会社です。
1999年のロマンスカー3100形引退を記念して「特別限定版 小田急ロマンスカーさよなら3100形記念モデル」を系列名にあやかり3100個を限定発売したのが始まりです。 1989年に絶版となった「ロマンスカー」を実車寄りの薄めのカラーリングで発売したことにより、3100個が瞬く間に完売したという逸話があります。
2000年発売の9000形は、当時の他社の流れに追従した「近郊電車」の塗り替え品でしたが、2003年に発売された2000形は前面を新規で制作され、クオリティがかなり向上しました。 この2000形と、同時発売となった2600形はプラレール博2003で先行発売され、後に駅の売店でも発売するといった流通形態を持ちました。2004年発売の2600形旧塗装も同様です。
2006年には「小田急スペシャルセット」の内容をバラで3種類発売しましたが、これを最後に長らく発売されない時期が続きました。そして12年間のブランクを経た2018年に新型ロマンスカーGSEが発売され、続いて2021年には自社発注としては8000形以来15年ぶりとなる通勤車の製品、5000形がライト付で発売されました。 5000形の翌月にはロマンスカーミュージアムの開館を記念して先頭車1両だけのディスプレイ向けモデル「ライト付 小田急ロマンスカー7000形LSE」が発売されています。

特別限定版 小田急ロマンスカーさよなら3100形記念モデル(1999年7月24日)
小田急9000形(2000年12月2日)
小田急2000形(2003年4月25日)
小田急2600形(2003年4月25日)
小田急2600形旧塗装(2004年4月28日)
小田急8000形(2005年10月1日)
小田急 ロマンスカー10000形(2006年6月17日)
小田急 ロマンスカー50000形(2006年6月17日)
小田急 2600形 フラワートレイン(2006年6月17日)
小田急ロマンスカーGSE70000形(2018年10月20日)
ライト付 小田急通勤車両5000形(2021年5月11日 / 再販 2023年10月19日)
ライト付 小田急ロマンスカー7000形LSE(2021年6月22日)

西武鉄道

西武鉄道もプラレールの発売に積極的な会社の一つです。中でも特に2010年発売の30000系は9代目箱をベースにオリジナルデザインを加えた箱でリリースしており、企画力が伺えます。
2021年12月には、2017年に発売された40000系をステッカー付属で再販しています。
2022年12月にはデビュー30周年を迎えた6000系を製品化。大きな話題となりました。2023年8月には、2021年12月に通常品としては絶版となった「西武鉄道001系Laview(ラビュー)」を復活させました。
2023年12月には多摩湖線で運用されている9000系3色を同時発売。3色を1つのセットにしたものも発売されました。2013年版の9000系とは異なり、ベンチレーターの撤去、中間車のダブルパンタグラフ化が反映された金型改修が入っています。

西武鉄道2000系(2001年10月13日)
西武ニューレッドアロー(2003年10月17日)
西武鉄道30000系スマイルトレイン(2010年9月9日)
西武鉄道9000系(2013年6月11日 / 再販 2016年11月・2017年3月)
西武9000系RED LUCKY TRAIN(2016年12月27日)
西武鉄道40000系(2017年6月11日)
西武9000系 L-train(2018年2月15日)
西武鉄道30000系 スマイルトレイン(2018年12月27日)
西武鉄道10000系(ニューレッドアロー)(2019年12月26日)
西武鉄道10000系(レッドアロークラシック)(2020年8月8日)
西武鉄道40000系(2021年12月12日)
西武鉄道6000系(2022年12月11日)
西武鉄道001系Laview(ラビュー)(2023年8月12日)
西武鉄道9000系(イエロー)(2023年12月17日)
西武鉄道9000系(レッド)(2023年12月17日)
西武鉄道9000系(ブルー)(2023年12月17日)

東京急行電鉄(東急電鉄)

東急は2001年の三社局直通1周年記念で3000系を発売したのが始めです。
長らく全く動きのなかった東急のプラレールですが、2011年に5000系が発売されて以降、たま〜に製品化されるようになりました。
5050系4000番台は東京急行電鉄時代の2013年に発売されましたが、2019年に東京急行電鉄(株)から鉄道事業が分社化され東急電鉄(株)が発足したことを受け、2021年の再販品では箱のロゴが変更されています。 この調子で3020系も出ませんかね?
[2023年3月19日 追記]
「この調子で3020系も出ませんかね?」なんて書いてたら、2023年3月18日の東急新横浜線開業に合わせてちゃんと発売されました。これで2020系列は全て出揃いましたが、3020系の発売日時点では6020系のみ絶版となっているので、今から3色揃えるのは大変そうです。6020系も再販されてほしいですね。
東急のプラレールはここ数年調子がいいので、最近引退した8500系や、往年の主力車両8000系も製品化してほしいですね。
[2023年10月20日 追記]
6020系が10月20日に再販されました。これにて2020系列は2023年10月現在全て揃えられる事になりました。東横線5050系 Q SEATの発売も望みたいところです。

[2024年3月22日 追記]
2013年の発売以来、三度に渡り再販されている「東急電鉄5050系4000番台」ですが、やはり人気があるようで2022年再販分も翌年中には在庫切れとなり、しばらく入手できなくなっていました。2024年1月に再販告知があり、3月には詳細が出ましたが、なんとこの時「新メカ化」されたものであると発表され、再販とは言うものの完全なる新製品として発売されるという事で話題になりました。

東急目黒線3000系(2001年9月26日)
東急電鉄5000系 田園都市線(2011年10月8日 / 再販 2017年9月30日)
東急電鉄5050系4000番台(2013年3月14日 / 再販 2017年9月30日・2021年6月11日・2022年12月16日)
東急電鉄5080系 目黒線(2014年5月1日)
東急電鉄2020系 田園都市線(2018年4月27日 / 再販 2022年12月16日)
東急電鉄6020系 Q SEAT(2020年5月14日 / 再販 2023年10月20日)
東急電鉄3020系 目黒線(2023年3月18日)
東急電鉄5050系4000番台(2024年3月22日)

京成電鉄/新京成電鉄/北総鉄道

京成・新京成・北総の3社は京成グループとして車両を製品化。同一の設計思想を持つ車両を保有するために出来る技です。 スカイライナーは通常品の発売前にひとまず限定品として発売されたもの。告知も大々的にはされておらず、少々レアです。 2021年7月には新型車両80000形を製品化。金型は3000系列と同じものを使っているため、10代目箱での発売ですが新動力のままです。
[2022年12月23日 追記]
2010年10月7日に4系列各3000個、合計12000個を発売したっきり、新京成を除いてほとんど動きがなかった京成3000形シリーズ。
2019年に京急・京成・都営のトリプルセットで3050形が再登場したましたが、これも発売後すぐに入手困難に。
最初に発売された4系列のうち、京成3000形・北総7500形は10年以上もプレミア価格で取引されていました。中古市場での高騰により長らく再販が望まれていましたが、2022年12月20日に再販される事が発表、22日に先行販売、23日から一般販売が開始されました。
動力は新動力のまま箱が10代目箱となり、行き先は初版の「特急 上野」から、実車の表示変更を反映して「特急 京成上野」になっています。23日に始まった通販では販売開始直後に売り切れとなる人気っぷりです。

[2024年2月29日 追記]
2019年に新京成80000形と共にデビューした3100形ですが、プラレールでは新京成に遅れること約1年2ヶ月で無事に製品化されました。80000形が出た時点で発売確定みたいなものでしたが、やっと発売されたかという感じです。商品名から「電鉄」の文字が外されたのがちょっと気になります。
京成は2025年に新京成を吸収合併する予定で、さらに新型車両3200形の登場も予定されているので、今後のプラレールの展開からも目が離せません。

京成電鉄3050形(2010年10月7日)
京成電鉄3000形(2010年10月7日)
北総鉄道7500形(2010年10月7日)
新京成電鉄N800形(2010年10月7日)
京成スカイライナー(2010年10月7日)
新京成電鉄N800形二次車(2015年9月27日)
新京成電鉄N800形三次車(2015年9月27日)
新京成電鉄N800形四次車(2017年3月19日)
新京成80000形(2021年7月5日)
京成電鉄3000形(2022年12月23日)
京成3100形(2024年2月29日)

東武鉄道

東武鉄道では、2007年11月にイオンモール羽生店開店記念として8000系を単品発売しました。2005年のセット品を単品化したものになります。
セット品では「特急 池袋行」になっていた種別と行先は、この単品では「普通 久喜行」になっています。
ちなみにセット品の編成は8114編成、単品は8123編成がモデルですが、両方とも既に廃車となっているようです。
8000系にはカラーバリエーションや動態保存車の8111編成などが在籍してる事ですし、東武もまた限定品を企画してくれないかなと密かに願っています。
[2021年12月19日 追記]
なんて言ってたら、2021年12月4日に14年ぶりとなる東武鉄道第2弾の限定プラレール「東武鉄道 SL大樹 C11形325号機」が発売されました。通常品とは別の形態を出すというやり方は8000系の時と同じですね。 これは今後の限定品展開に期待です。
[2022年12月9日 追記]
ぼくもだいすき!たのしい列車シリーズで「東武鉄道70000系」が発売されてから4年、なんと東武鉄道限定品として日比谷線直通の座席指定列車「THライナー」で使用されている70090型が発売されました。
ほんの一昨年まで1商品を出したっきりの会社とは思えない方向転換ぶりです。スペーシアの復刻塗装とかも出しませんかね?

東武8000系(2007年11月2日)
東武鉄道 SL大樹 C11形325号機(2021年12月4日)
東武鉄道70090型(THライナー)(2022年12月7日)

帝都高速度交通営団

営団地下鉄から限定品として発売されたのは、三社局相互乗り入れ1周年記念で出されたこの9000系のみ。
三社局とも、車体は「通勤電車」で前面は共通の新規設計パーツですが、見た目を変えるだけでそれっぽく見える優れものです。

営団南北線9000系(2001年9月26日)

東葉高速鉄道

東葉高速の2000系は東西線05系と同じ車体なので発売を期待していましたが、期待通りになりました。05系から遅れる事8年半での発売です。残念ながら人気がないのか、発売から8年近く経過した2024年3月現在でも購入可能です。

東葉高速鉄道2000系(2016年4月16日)

相模鉄道

相鉄は3車種を発売しています。大手私鉄ながらプラレール化された車両がなかった相鉄ですが、2008年12月21日に当時の最新系列11000系を発売し、2012年には古いながらも主力の車両だった 7000系を発売。当時の流行りに乗ってライト付きで発売されましたが、あまり売れなかったのだとか。
2017年には新型車両20000系を発売しています。このうち11000系は塗装変更が進行中、7000系は2019年に引退しており、初のプラレール発売から約10年の間にイメージが大きく変わった会社です。

相模鉄道11000系(2008年12月21日)
相模鉄道7000系(2012年8月11日)
相模鉄道20000系(2017年12月23日)

近畿日本鉄道

通勤車は一度も出していないものの、看板特急車のビスタカー・アーバンライナー・伊勢志摩ライナー・しまかぜ・ひのとりを通常品で網羅してしまった近鉄。
限定品を出すとなるとなかなか難しかったようで、特急運転開始60周年を記念したラッピングのアーバンライナーnextが2007年に発売されたのみ。

近鉄特急60周年記念 アーバンライナーnext(2007年10月13日)

京阪電気鉄道

京阪では2008年の中之島線開業に合わせて3000系を製品化したのを始めとして、 トーマスラッピングが施された「きかんしゃトーマス号」10000系を4種類、3000系を1種類、そして通常品にあった8000系の中間車をプレミアムカーに置き換えたものを発売しています。
トーマス号の箱はどれも通常品とは少し異なる特殊なもので、京阪の拘りが見えます。
3000系のプレミアムカーや130000系の製品化にも期待してます〜。

京阪電車3000系(2008年10月12日)
京阪電車10000系きかんしゃトーマス号(2011年10月16日)
京阪電車10000系きかんしゃトーマス号2013(2013年9月28日)
京阪電車3000系きかんしゃトーマス号2013(2013年9月28日)
京阪電車10000系きかんしゃトーマス号2015(2015年3月7日)
京阪電車10000系きかんしゃトーマス号2017(2017年10月28日)
京阪電車8000系 PREMIUM CAR(2017年12月9日)

阪急電鉄

古くは「通勤特急」として通常品デビューをした阪急電車。通常品の9000系と1000系が出る以前、2002年3月21日に阪急百貨店等の阪急が経営する店舗で8000系が発売されました。 初回は14000個が発売され、以後増産を経て2005年頃まで発売されていたようです。
極初期の製品には前面貫通路の窓のワイバー位置が異なるエラー品が存在しています。

阪急電鉄8000系(2002年3月21日)

大阪市営地下鉄

2018年に大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)に移管された大阪市営地下鉄。2008年に全国流通品で御堂筋線21系が一度発売されていますが、2015年になって大阪市営限定品で再販されています。
商品名のフォントが変わった以外は特に変わりはありません。

ライト付 大阪市営地下鉄御堂筋線21系(2015年12月21日)

南海電鉄

長らく50000系ラピート以外の製品が無かった南海電鉄ですが、2013年に限定品として12000系サザン・プレミアムを発売しました。
魅力的な電車の多い南海ですし、通勤車も出してほしいですね。

南海サザン・プレミアム(2013年12月7日)

阪神電鉄

阪神は現在までに3形式4製品を発売。8000系の赤胴車とリニューアル車が出た時は話題になりました。
2017年に発売された5700系はドア周りのデザインを再現するために2ドアにデフォルメされています。

阪神電車1000系(2010年10月7日)
阪神電車8000系(赤胴車)(2015年10月11日)
阪神電車8000系(リニューアル車)(2015年10月11日)
阪神電車5700系(ジェット・シルバー5700)(2017年10月28日)

江ノ島電鉄

江ノ電も1999年にプラレールの限定発売に参入。「ちんちんでんしゃ」の塗り替えでしたが人気が高かったらしく、翌2000年に屋根を塗装を施し車輪をグレーに変えたグレードアップ品として再販されました。 以後は新規金型での限定品も発売され、カラーバリエーションも豊富です。300形の再販を除くと2009年を最後に新規製品が出ておらず、少し寂しい気もします。
「えのでん」は無窓箱ですが、箱の色の濃淡でいつの製品か判断できます。濃い緑が1999年版、薄い緑が2000年版です。
「500形501号」は江ノ電でよく見られる重連運用を再現できるように、EF63などと同様の格納式連結器を先頭車に、長いタイプの連結器を後尾車に持つ連結仕様となっています。
2024年3月22日には、2017年にS品番が絶版となって以来となる「サウンド江ノ電1000形」を発売しました。江ノ電の限定品は300形の再販を除くと「江ノ電500形501号」以来15年ぶりです。

えのでん(1999年)
えのでん(2000年10月11日)
江ノ電300形(2001年11月)
ラッピング500形(2002年10月28日)
カラフル江ノ電 チョコ電(2003年4月25日)
カラフル江ノ電 青電(2003年7月12日)
カラフル江ノ電 赤電(2003年8月20日)
ラッピング江ノ電 1000形義経号(2005年6月4日)
江ノ電20形(2005年8月10日)
江ノ電300形(2007年10月10日 / 再販2014年3月28日)
江ノ電300形 チョコ電(2007年10月10日 / 再販 2014年3月28日)
江ノ電500形501号(2009年3月14日)
サウンド江ノ電1000形(2024年3月22日)

箱根登山鉄道

箱根登山鉄道は江ノ電に続いて「ちんちんでんしゃ」の塗り替えで勝負に出た会社です。これの売れ行きが良かったらしく、2002年には特注金型でモハ2形を発売。
塗り分けの違いにより5種類も出しています。2014年には新型アレグラ号も製品化しました。

箱根登山鉄道(2000年8月4日)
箱根登山鉄道(2002年4月27日)
箱根登山鉄道 モハ2形(旧塗装)(2004年7月11日)
箱根登山鉄道(2005年9月17日)
箱根登山鉄道 モハ2形(2010年4月24日)
箱根登山鉄道3000形(2014年11月1日)
箱根登山鉄道 モハ2形(2018年10月6日 / 再販 2023年7月7日)

岡山電気軌道

岡山県岡山市を走る路面電車。いろんな車両が走っていますが、製品化されたのは子供ウケが良さそうな9200形のチャギントン号のみ。
本来の9200形もあればなぁと思います。

おかでんチャギントン・ウィルソン/ブルースター号(2019年)

東京都交通局

2001年に6300形をリリースしたっきり音沙汰の無かった東京都交通局。ファンの間でも「もう出さないのかな」との声が続出でしたが、2019年にいきなり浅草線5300形が製品化。
次いで5500形も発売され、2020年には都営新宿線・都電荒川線が、2021年には大江戸線が製品化され、急速に車種が充実しました。そして2022年には三田線の新車6500形が発売され、2019年以前と比べたら夢のようなラインナップとなりました。

都営三田線6300形(2001年9月26日)
都営浅草線5500形(2019年4月8日)
都営浅草線5300形(2019年5月21日)
都営新宿線10-300形(4次車)(2020年4月6日)
東京さくらトラム(都電荒川線)9000形(9001号車)(2020年4月6日)
都営大江戸線12-600形(3次車)(2021年4月16日)
都営三田線6500形(2022年4月28日)

北海道旅客鉄道(JR北海道)

JR北海道も2002年8月に一度だけ限定品を出しています。発売場所が吉岡海底駅内の「ドラえもんショップ」のみという入手難易度の高い製品でした。

ドラえもん海底列車(2002年8月)

東日本旅客鉄道(JR東日本)

JR東日本の車両は通常ラインナップにあるためか限定品は1つしか出ておらず、2002年12月1日の東北新幹線八戸延伸の際にはやての車内で発売されたE2系1000番代が唯一のものとなっています。 2003年5月5日のEF55形牽引列車(上野〜高崎間)でも売られていたとの証言があり、JR東日本管内のイベントでのみ度々出てから完売したものと思われます。

E2系1000番代新幹線 はやて(2002年12月1日)

西日本旅客鉄道(JR西日本)

大阪環状線の駅売店や交通化学博物館で発売された103系低運車と、通常品とは異なる山口鉄道部仕様のC57 1とC56 160を計3種出しています。
C51の「山口鉄道部仕様」は赤いロッド・赤いナンバープレートで客車がリニューアル前の姿、「山口鉄道部仕様Ⅱ」はグレーのロッド・黒いナンバープレートにリニューアル後の客車という組み合わせになっています。
2022年現在、C57 1は故障により運用離脱中、103系は2011年に低運転台車のオレンジ色の車両がなくなり103系自体も2018年に大阪環状線から引退、C56 160も老朽化で運用を離脱し京都鉄道博物館でたまに動く程度、SLやまぐちの12系も35系客車に置き換えられており、今のところJR西日本が発売した車両はもう1両も本線を走っていません。

C57 1号機SLやまぐち号(山口鉄道部仕様)(2004年)
103系(オレンジ色)大阪環状線(2006年)
C57 1号機SLやまぐち号(山口鉄道部仕様Ⅱ)(2008年)
C56 160号機 SLやまぐち号(山口鉄道部仕様)(2010年)

スーパーマーケット

名古屋鉄道 / ユニー・アピタ

2003年10月16日に名古屋鉄道の駅売店や、愛知県他で展開しているスーパー「ユニー」「アピタ」のおもちゃ売り場で発売された限定品。 絶版となって久しい白帯パノラマカーを復刻させる力の入れようです。大人気だったようで即完売したらしく、2004年1月1日に再販がかけられています。

名鉄7000系パノラマカー(白帯)

玩具店

ちょっぺー

2002年6月29日に発売された、鎌倉にある玩具店「ちょっぺー」の特注品。113系風の165系ですがよく雰囲気が出ています。 通常品に品番が付番される直前に発売されたため、発売初期の製品にはヘッドマークの台座が残ったまま流通しているものがあります。 2016年に完売したそうです。

横須賀線

模型店

天賞堂HBf店(舞浜イクスピアリ)

2000年7月7日に千葉県浦安市のショッピングモール「イクスピアリ」に開店した天賞堂HBf店の特注プラレール。開店と同時に発売されました。 他にも発売されないかなと思っていましたが、2009年7月17日に閉店してしまいました。

京葉線

車両製造会社

日車夢工房

日本車輌製造の鉄道グッズブランド「日車夢工房」でもプラレールを発売していました。なかなか渋いチョイスをしているのが特徴的です。
700系はAMBITIOUS JAPAN!仕様のC3編成でしかも700系唯一の黄色車輪、N700系はZ1編成が通常品にあるのでZ0編成、そしてN700系の改造車N700AではX77編成を指定して製品化する力の入れようです。 パノラマカーはEC箱・6代目箱時代のような赤一色の塗装に細部のグレードアップを加えた最高の仕様で発売されています。ちなみにX77編成は9代目箱ですが、中身は新メカです。

JR東海700系 アンビシャスジャパン!(2004年)
JR東海N700系 量産先行試作車 Z0編成(2006年)
名古屋鉄道7000系パノラマカー(2011年)
N700系新幹線 改造車(X77編成)(2014年)
SCMAGLEV L0系(2015年)

博物館

交通科学博物館

閉館して久しい大阪の交通科学博物館では183系はしだてが発売されました。特急マークがあしらわれたシックなパッケージがイカします。


183系はしだて(2002年)

鉄道博物館

東京にあった交通博物館に代わり、2007年10月14日に埼玉・大宮に開館した鉄道博物館。 ここでは沿線を走る埼京線205系、E233系とメインの展示車であるC57 135が限定品として発売されています。 C57 135は通常流通品だった初回品に代わり、2017年に館内限定品としてひっそり再発売。キャブ内部がステッカーで表現されている変わりモノです。
E233系もC57と同じく、通常流通品だった9代目箱に代わり、2019年に館内限定品としてひっそりと再発売されています。
2019年発売のE233系は「たのしい列車シリーズ」のページと重複掲載しています。

205系 埼京線(2007年10月)
C57 135号機 鉄道博物館仕様(2017年)
E233系埼京線(2019年)

京都鉄道博物館

2016年3月に開館した京都鉄道博物館では、梅小路蒸気機関車館時代に弁慶号の塗り替えで発売された義経号が完全新規金型で再登場しました。 旧義経号はイベント限定品のページで紹介しています。

7100形7105号機 義経号

企画会社

ナオ企画

ナオ企画という会社が企画した限定プラレール。リゾート21の復刻品です。これ第一弾として以降も限定品を企画していたらしいのですが、いつの間にか音沙汰が無くなり解散したそうです。
一度きりの復刻となりました。ハガキでの注文受付で、8月1日以降に発送されていたようです。

2000年・特別限定版 伊豆急Resort21(2000年8月1日)

鉄道グッズ店

鉄道甲子園

大阪にある鉄道グッズを取り扱う「鉄道甲子園」が2021年4月頃に発売した御堂筋線30000系。
通常品のS-46と全く同一ですが、ご当地の路線だけあって拘りがあるようで、通常品の「大阪メトロ」表記を全てステッカーで「Osaka Metro」に修正してあります。購入すると特製の行き先表示張り替え用ステッカーがもらえました。
同年7月に通常品の「大阪メトロ」版が鉄道甲子園のものに追従する形で「S-46 Osaka Metro御堂筋線30000系」に改称されましたが、年内に絶版となってしまいました。なので通常品のOsaka Metro表記のものはレア化必至です。
鉄道甲子園ではこのステッカー貼りのものが2022年夏頃まで買えましたが、年内に在庫切れとなり絶版となってしまったようです。

S-46 Osaka Metro御堂筋線30000系(2021年4月頃)

誌面販売

ハイパーホビー

徳間書店から刊行されている「ハイパーホビー」の誌面上で2004年に発売された限定品。円谷プロの特撮ドラマ「ウルトラQ」第28話に登場した異次元列車を製品化した異色の製品です。
放送年の1966年当時の製品をイメージしたであろう上下箱が採用されています。

異次元列車

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