新動力時代中期(2001〜2003年頃)

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最終更新:2023年3月16日

新世紀に入り、セット品のデザインが一新されました。例外もありますが、基本的に黄色部と白色部が斜めカットのグラデーションになっているデザインの箱が特徴です。
21世紀のプラレール新時代を思わせる斬新なセットが数多く出ています。

タワーレールセット(2001年)
グレーの複線橋脚がポイント高いセット。オリジナルカラーのDD51がいいですね。2014年に車両と架線柱を省略した実質的な再販品「4段タワーレールセット」が発売されています。

シーズントライ 紅葉(2001年)
JR東日本の青梅線がモデルのセット。紅葉の立木にオレンジ色のトンネル、リアルカラーの茶色い鉄橋と田舎の駅という一見普通そうでとんでもないセットです。
車両は101系とも103系とも言われる「電車」ですが、このセットでは103系に指定されています。ただ何故か箱写真は101系で、しかも青梅線運用ではなく中央線運用の高尾行き。

ドクターイエロー車両基地セット(2001年4月)
2000年にデビューした923形ドクターイエローが初登場したセット。と言っても新規金型ではなく「700系新幹線」を塗り替えたもので、ただの700系のカラーバリエーションになります。
レイアウトはEF-15でんききかんしゃ りったいこうさパノラマセット(1974年)から続く平面+高架の2ルートのものに、車両基地を追加したちょっと豪華なものです。車庫はグレーの本体に緑の屋根を持ったセットオリジナルカラー。
1年ほどの生産期間の途中、2002年上半期に新幹線一斉リニューアルの前段階として700系中間車の金型が変更(ワイングラス型パンタカバー → 新型パンタカバー)されているため、中間車が2種類存在します。

タイムステーションD51(2001年6月)
懸垂式モノレールがメインの大型情景。展開するとモノレール線と地上線が乗り入れる大きな駅になります。 カラーバリエーションとして、モノレールが黒のクリア成型になり、D51も黒く成型された「BLACK」があります。
新動力時代後期①の時代に入ってから、BLACKの本体とこのモノレールを合わせたリニューアル版が発売されていますが、あまり作られていないようで見た事がありません。お持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡お待ちしています。
[2022年3月22日 追記]
上記にあるリニューアル版を収蔵しました。新動力時代後期①をご覧ください。

タイムステーションD51 BLACK(2001年10月25日)
D51の車体が黒くなり、モノレールの線路が拡張され、モノレールの車両も黒いクリアカラーになったもの。
2001年に展開されていた、「ゴゴール博士」と「ケンイチ君」なるキャラクターが出てくる世界観に合わせた製品なんですが、この他に古代エジプト冒険セットが発売された以外は全くと言っていいほど発展せず、そのまま姿を消しました。
本来日本の蒸気機関車は黒いものなので、こっちの方がかっこいいかななんて思ったりします。青い方が23号機なのに対し、ご丁寧に号機が22号機になっているのが良いですね。

ファーストトライセット しろ・あか・あお・くろ・みどり・きいろ・こん(2001年)
入門セットシリーズ。300系はともかく、他の車種がマニアックすぎて何がファーストトライなんだと言いたくなります。
「あお」は横須賀色の東海型急行電車、「あか」はDD51に固定コンテナ、「みどり」はダブルデッカーの200系、「きいろ」は近鉄伊勢志摩ライナー、「こん」はEF66と黒いシキというどれもなかなかアツい組み合わせです。 「くろ」に至っては大阪府茨木市で保存されているD51 882号機にグレーカラーのレールと車庫のディスプレイ用セットになっています。ファーストトライとはなんなのか。

機関車基地と整備士5人衆(2002年)
J-20 たのしい列車工場」のリニューアル製品。 EF65形501号機と65号機の2両が付属します。9年後に「修理!点検!車両整備ステーション」として再リニューアルされました。

500系ベーシックセット(2002年3月)
90年代に発売された同名セットのリニューアル版。500系がディテールアップされたリニューアル品に変わり、駅・トンネル・高架レールが入ったちょっと豪華なレイアウトが変わりました。

いっぱいつなごうブルートレインセット(2002年4月25日)
北斗星色のDD51重連が24系5両を牽引する上にプラキッズ8体付きという随分豪華なセット。 付属する駅はセット限定のカラーリングで、赤い柱にピンクのホーム端のライン、駅名標は「北の駅」になっています。
今まで2形式しか無かった24系が新規金型で5両も出てきたので物凄いインパクトだったと思います。

シーズントライ 桜(2002年)
「桜の古都へ!」と言うくらいなので京都行き特急がモチーフだと思うんですが、パッケージ写真は鳥羽行き。
オリジナルカラーの音入り踏切に桜の並木と立木など、ヤバい情景部品てんこ盛りのセットです。

江ノ電 海の見える旅セット(2002年6月6日)
江ノ電の沿線を再現した素晴らしいセットです。鎌倉の大仏、江ノ島、海岸の道路併走区間を再現したプラロード付きのレールが付いてきます。 サーファーと僧侶のプラキッズ2体付き。
全国発売を前の5月25日に江ノ電4駅の売店と鎌倉のおもちゃ屋「ちょっぺー」で600個が先行発売され、先行購入者限定で「陸サーファー」「紫装束の僧侶」のプラキッズ2体が配布されました。

江ノ電 PostPetドリーム1号セット(2002年11月7日)
PostPet. 1997年に誕生したメールクライアントサービスの名前です。そのイメージキャラクター「モモ」とコラボした江ノ電500形のセットになります。
2001年7月1日から2002年1月6日(箱には16日とありますが、誤植です)まで江ノ電500系501編成を塗り替えて「モモ電車」仕様としたものを製品化しているのが特筆される点です。レールはクリアピンクになり、「田舎の駅」もピンク色にされています。 トンネルは緑色のままですが、ポータルをモモ柄のステッカーにしてあります。


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